『〈妊婦〉アート論 孕む身体を奪取する』
2018年1月下旬発売予定
2016年に行ったイメージ&ジェンダー研究会のシンポジウムを基にした書籍が青弓社より刊行されます。
Book “<Pregnant woman> art theory”
This book based on the symposium of “the Society for the Study of Image and Gender” performed in 2016 will be published by “Seikyu-sha”.
『〈妊婦〉アート論 孕む身体を奪取する』
山崎明子(奈良女子大学教員)/藤木直実(日本女子大学教員) 編著
菅実花の作品『ラブドールは胎児の夢を見るか?』の問題提起 を踏まえて、孕む身体と接続したアートから、女性の身体経験が 社会にどう意味づけられ、人々はそこに何を読み込むのかを照らし出す。様々な表象で分断される妊娠という女性の経験を社会的 な規範から解き放つ刺激的な試み。
序 章 妊婦表象は何を語るのか 山崎 明子
第1章 未来の母としての 「妊娠するアンドロイド」をめぐって 菅 実花
第2章 マタニティ・フォトをめぐる四半世紀 小林美香
第3章 「妊娠」を奪取する 藤木 直実
第4章 「あるべき」女児用人形とは何か 吉良 智子
第5章 胎盤人形 池川玲子
第6章 日本美術に描かれた「妊婦」 池田 忍
第7章 妊婦と人形がアートのうえで出会うまで 香川 檀
A5判・並製 160ページ 定価2400円+税 1月下旬刊 ISBN978-4-7872-7410-6